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公益社団法人北海道社会福祉士会

トピックス

2016 年度 北海道ブロック 社会福祉士養成教育研修会

更新日付 2017.01.11

社会福祉士には、クライエントが抱える生活問題やそのニーズに対応するために、地域や施設等において、さまざまな職種・関係者等とのチームアプローチやそのコーディネートの中心となっていくことが実践力の1つとして求められています。 2015 年に「誰もが支え合う地域の構築に向けた福祉サービスの実現-新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン-」(新福祉ビジョン) が厚生労働省から出され、その後も「一億総活躍社会」、「我が事・丸ごと地域共生社会」により、分野を問わない全世代・全対象型の「新しい地域包括支援体制の確立」が示されました。また、ソーシャルワーク教育団体連絡協議会「新福祉ビジョン特別委員会」による「ソーシャルワーカー養成教育の改革・改善の課題と論点(最終報告)」では、社会福祉士の実践力を向上するために、養成教育における実習時間は現行の 180 時間から相当増やす(例:90 時間増)とされています。しかしながら、諸外国から見ると、日本の実習教育時間は、まだまだ少ないのが現状です (イギリス:学部 200 日・修士 200 日、アメリカ:学部 400 時間・修士 900 時間など)。 北海道ブロックでは、より高度な実践力養成を志向し、180 時間実習の枠の中で実習評価表による到達目標の明確化や OSCE・CBT 等の実習前評価システム施行に取り組み、実習現場では、臨床参加型実習が展開されております。しかし、2013 年に北海道ブロックが行った調査では、評価を行うための実習経験が一部実施できていないことが明らかとなっています。さらに、現場が要求する実践力と現行の実習教育を含めた養成教育での到達点に開きが生じているのではないかとの声がきかれるとともに、180 時間実習で到達可能な到達目標・水準の限界についての指摘も散見されています。そのような中で、2015 年度からはソーシャルワーク専門職として求められる人材養成を念頭に、卒業時到達水準・目標に関する検討を行っています。 以上を踏まえ、本研修では、ソーシャルワーク教育における諸外国と我が国の動向を理解するとともに、現行の相談援助実習への積み上げ形式で実施している実習(計 360 時間実習)による到達点に関する報告を、実践現場・養成校・学生の実習関係三者からいただき、実習時間と到達目標のあり方、実習を重視したソーシャルワーク教育の可能性と人材養成のあり方について議論することを目的とします。
日時2017年2月18日(土)13:00~17:30(受付12:30~)
会場北星学園大学 C館501教室 札幌市厚別区大谷地西2丁目3番1号 地下鉄大谷地駅徒歩5分
対象養成校教員、社会福祉士、学生、その他社会福祉士養成教育に関心のある者
定員50名
参加費2,000 円(当日申し受けます) ※学生無料
教育交流会会場周辺で開催(会費 4,000 円程度を予定)*事前申し込み必要、当日キャンセル不可
詳細・お申込みは下記リンクをクリックしご確認をお願いいたします。

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