トピックス
性的指向及び性自認を理由とする差別に反対する声明
更新日付 2022.05.11
北福士発 第22-007号
性的指向及び性自認を理由とする差別に反対する声明
公益社団法人北海道社会福祉士会は、すべての人が人間としての尊厳を有し、価値ある存在であり、平等であることを認識するとともに、平和を擁護し、社会正義、人権、集団的責任、多様性の尊重および全人的存在の原理に則り、人々がつながりを実感できる社会への変革と社会的包摂の実現をめざす、ソーシャルワーク専門職である「社会福祉士」を会員として組織する専門職団体です。
2021年6月、元道職員が、制度上事実婚状態であっても手当の支給や扶養認定が認められるにもかかわらず、いずれも認められなかったのは憲法違反だとして札幌地裁に提訴し、現在審理が進められています。
近年、性的指向及び性自認について、国や自治体において啓発活動等を行っており、同性カップルにおける扶養手当の要件を柔軟に解釈する企業や団体等もあり、社会的認知が広がりつつありますが、いまだ根強い偏見や差別があります。
当会では、すべての人々を、出自、人種、民族、国籍、性別、性自認、性的 指向、年齢、身体的精神的状況、宗教的文化的背景、社会的地位、経済状況などの違いにかかわらず、かけがえのない存在として尊重するとともに、個人、家族、集団、地域社会に存在する多様性を認識し、それらを尊重する社会の実現をめざすことを倫理綱領に掲げております。
今後の判決において、憲法第14条第1項に規定される法の下の平等の理念に基づく、司法判断がくだされることを望みます。
2022 年5月11日
公益社団法人 北海道社会福祉士会 会長 出町勇人
最新の記事10件を表示
- 2025.07.10:【認証研修】2025年度地域包括支援センターネットワーク実践力養成研修
- 2025.07.10:【声明】生活保護基準引き下げ訴訟に関する最高裁判決についての声明(JFSW)
- 2025.07.09:2025年度養介護施設従事者による高齢者虐待対応標準研修
- 2025.07.08:【日本学校ソーシャルワーク学会北海道ブロック】青年期の若者への支援~高校でのソーシャルワーク実践を考...
- 2025.06.30:【北海道医師会】令和7年度介護保険制度・障害者総合支援法にかかわる主治医研修会
- 2025.07.01:年会費引落について
- 2025.07.08:【日本保健医療社会福祉学会】第35回大会
- 2025.07.07:2025年度基礎研修Ⅰ日程・会場のお知らせ
- 2025.07.07:2025年度基礎研修Ⅰ開催要項・申し込み(募集締め切り)
- 2025.03.28:2025年度基礎研修Ⅱ開催要項・申し込み(募集締め切り)